「インサイド・アップル」証言ではじめて明かされる脅威の社内システム!

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「インサイド・アップル」証言ではじめて明かされる脅威の社内システム!

アダム・ラシンスキー 早川書房 2012-03-23
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by ヨメレバ

【感想】
全米ベストセラー

超秘密主義で有名なApple。
Appleの元幹部や元社員ら数十人に取材を申込み、聞き取りを行い、Appleの社内システムについて初めて明かされた貴重な一冊

Apple本といえば、ジョッブズのみに焦点が当たったり、創業の歴史、S字曲線の概要だったりするわけですが、初めてビジネス的な観点からApple社内で何が起こっているのか、人々はどのように働いているのかの一旦が明かされる。

皆、Appleのことを知りたがる。それは、成功している企業だからだ。
その片鱗でも紐解くことができれば、自社に応用できるべきところは取込み、より成長・発展したいと考えている。また、そのキッカケやヒントを得たいと考えている。

スティーブ・ジョッブズ信仰は社内で深いところまで浸透されていた様子が描かれている。
例えば、社内の会話で何度もスティーブがこう言った、など「スティーブ」という言葉が出てくるという。

また、最優先でやってもらいたい事項のメールには、「スティーブのリクエスト」とう題名を使うと、どんなに忙しい人でもみんな間違いなく注意を向けるという。

社内の至る所にスティーブの存在があった、という。

これだけ愛され、恐れられ、影響力があり話題にされるCEOというのはいないでしょうね。

それと、秘密保持については繰り返し著者は書いてありますが、社内ではそうとうピリピリしていて、思っている以上に厳しいようです。
意図するか、しないかに関わらず、情報を漏らすと警告など無しに、「即時解雇」だそうです。

また幹部であっても、外部のサークルへの参加、社外取締役への参加など、スティーブの許可がないと参加できないとのこと。
そうなると、
Appleの社員以外とは秘密保持の件も含めて、うっかり話をできないということです。

つまり、外部の付き合いも薄くなり、Apple社員同士でしか付き合えない。
それもかわいそうというか、いびつで歪んだ感じがしますね。

仕事面で言えば、Appleは超ハードワークで集中を重んじる。
他の会社の社員とApple社員が話をすると、あきらかに集中出来ていないと感じるということです。

クック現CEOとの関係や他の幹部との関係も結構詳しく、今まで知り得なかった情報があるので、Appleに興味ある方は絶対読んでおもしろい一冊です。







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