アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ

フォトリーディング学習後の読書目標は年間100冊 > ☆☆☆☆ > アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ

アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ

岡嶋 裕史 光文社 2010-03-18
売り上げランキング : 148436

by ヨメレバ

【感想】

今や誰でも持っているiPhone、勢いのあるAndroid、なにしているのか分からないウィンドウズPhone。
それぞれのエコシステムや課金システムと、その土台となるクラウドについての考察、物の考え方を教えてくれる一冊。

冒頭は「仮想化」や「プラットフォーム」といった専門用語が沢山でてきて、あまり面白くなかったが、後半からビジネス的な視点で著書のものの考え方を色々な角度から主張しているのが勉強になった。

すべての情報を手元のPCで管理するウィンドウズ陣営。
すべての情報をクラウド(ネット上)へ集約し、端末は単なる雲を見る窓になるというグーグル。
最高のユーザー体験を貪欲に追求し、そのためにはどんな道具も使いこなそうという可能性を見せるAppleという考え方だ。

そして、アマゾンのキンドルと、アマゾンのクラウドサービス。
既存のアマゾンの会員とクレジットカード情報。

IBM創立者のトーマス・ワトソンの言葉が印象的だった。

調査の結果、世界には5台のコンピューター需要しかない
と当時話しをしたそうだ。

現在の状態を述べるまでもなく、失笑を買う言葉とされていた。
IBM創業者でさえ、未来を予見できるわけではない、っと。

しかし、現実には、その通りになっていると著者は言う。
その意味とは。

5台のコンピューターとは、
グーグル、アマゾン、Apple、セールスフォース、ヤフーの5社のクラウドのことだ。

そして最後に、世界の潮流と日本のビジネスの遅れを指摘する。
世界では、ルールづくりをするものが根元を握るので、そのルールづくりに躍起になっている。
でも、日本は作られたルールに従うだけで、自ら創造的破壊を行い、新ルールを作ろうという気概がない。
こんな憂いを書いていた。

携帯端末とネットサービスで、日常がどんどん快適に便利になるのは良いことだが、全てのお金がアメリカに流れている事を考えると単なる杞憂とは言えないと感じた。







関連記事

  1. マンガでわかる 15年勝ち続ける 億超え投資家の株の基本
  2. 2021年まで待ちなさい! (【資産はこの「黄金株」で殖やしなさい! 】番外編)
  3. ブチ抜く力
  4. 闘いつづける力: 現役50年、「神の手」を持つ脳外科医の終わらない挑戦
  5. 不妊大国ニッポン―週刊東洋経済eビジネス新書No.19
  6. NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く~
  7. PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話
  8. 生きがいについて (神谷美恵子コレクション)
  9. アップルさらなる成長と死角 ジョブズのいないアップルで起こっていること
  10. 膵炎の人の食卓 (美味しい・ヘルシー・クッキング)