日本中枢の崩壊


日本中枢の崩壊

【感想】
官僚は人材の墓場
その事の意味をひとつひとつ事例を取り上げて説明してくれる。
「官僚的」という言葉には、四角四面で融通がきかないという印象があった。
でも、国家のため仕事をしている優秀なエリート。国を動かす実務を使命感を持って実践している、それが官僚だと思っていた。
ところが、官僚ってそんなにひどい人たちなの?
っと今までの価値観をひっくり返される思いがした。
とにかく、省益が最優先で人事ポストをいかに増やすのか。自分たちの利益をいかに最大化するのかが求められる貢献であり、国民のため、国家のためという価値観をまるで無視していると感じた。
古賀さんいわく、
若い官僚は使命感に燃えて霞が関に入ってくるが、
10年、20年と勤め上げるうちにその使命感よりも省益が最優先であることを思い知らせれ、反発しても弾き飛ばされるだけなので、受け入れるように成り、そのうちそれが当たり前になる、っと。
米海外ドラマの「24」を思い浮かべた。
スパイが周りにいて、誰が味方なのか分からないので何かを実行するには、水面下で自己責任で動かなければならない。
下手をすれば古賀さんだって、暗殺される立場になったかも知れない、そんなイメージだ。
子供たちのためによりよい日本にしたい。
今のままでは絶対にだめだ。日本が沈没してしまう。

そんな、心の奥から搾り出されるような、古賀さんの叫びが伝わってくるような本。
テレビで観ている国会や政治のニュースとは別に、霞が関の現場で起きていることを知るのに必読。
私が思っている以上に、日本は危機的な状況にあることがわかった。







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