こころの処方箋


こころの処方箋

【感想】
もう既にお亡くなりになっている文化庁長官を務めた河合さんの著書。
日本での心理学の第一人者であり、読むたびにはっとさせられる内容がもりだくん。
私は本書3回目の読書ですが、何度読んでも読むたびに反省させられ、参考になるという手元に置いておくべき一冊。
「言い始めたのなら、話し合いを続けよう」という章が今回は強く印象に残った。
アメリカ人の男性と結婚した日本女性の話だ。
日本女性が苦手なタイプのアメリカ男性の友人が家庭に遊びに来る。
最初はがまんしていたが、ある日、友人のことが嫌いだと夫に告げた。
ところが、
しばらくするとまた夫が友人を家に連れてきた。
女性は夫を責めた。
嫌いだと言ったのにまた連れてくるなんって、無視されているのか。
婦人は我慢の末、伝えたこともあり「最後通告」のつもりで告げたのだった。
夫は、意見としては聞いたけど、
嫌いだからどうしたいのか具体的に言ってもらいわないと分からない、というのだ。
つまり、
嫌いだから家に呼ぶ回数を少なくして欲しいのか、
二度と家に連れてきて欲しくないのか、具体的に言ってくれないと行動できないというのだ。
なるほど、
価値観の違いで行動が大きく違ってくる。
思ったつもり、分かってくれているつもりではいけないと思わされた。
相手は分からない。
そういう土台を元に話を擦る必要があることを痛感した。







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